「楽天NFTの始め方は?」「NFTの買い方や出品方法は?」などと疑問に思っていませんか?
2022年2月にスタートした楽天NFTですが、特徴やNFTの購入・売却方法がわからないという人も多いかと思います。
結論、楽天NFTを始めるためには、楽天会員の登録と楽天カードの発行が必要です。
楽天カードを発行すれば、NFTを購入する度にポイントも貯まるので、お得に楽天NFTを利用できます。
本記事では、実際にNFTの売買をしている私が、楽天NFTの特徴や始め方、購入方法や出品方法をわかりやすく解説していきます。
楽天NFTを利用する際に知っておくべき注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
楽天NFTとは「超初心者向けのNFTマーケットプレイス」
出典:楽天 NFT
楽天NFTは大手企業でもある楽天が出した、NFTマーケットプレイスです。
2022年2月25日にリリースされ、「NFTや仮想通貨、ブロックチェーンのことを知らない人でも気軽に利用できる」という特徴があります。
楽天NFTでは、スポーツ・音楽・アニメなどさまざまな分野のNFTが購入できるだけでなく、購入したNFTを楽天NFTのマーケットプレイス内で出品できます。
NFTは2021年に需要が伸び、大手企業でもある楽天がNFT市場に参入してきたものと言えるでしょう。
楽天NFTの特徴・始めるメリット
楽天NFTの特徴や始めるメリットをまとめると、以下の通りです。
※クリックすると、見たい項目にジャンプします。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
楽天IDで簡単に利用できる
楽天NFTを利用する場合、楽天IDがあればすぐに始められます。
一般的なNFTマーケットプレイスなら専用のウォレットが必要だったりと、開設までに時間がかかることも少なくありません。
一方で、楽天NFTなら楽天会員の登録が完了していれば、すぐにNFTの売買がスタートできます。
日本円・クレジットカード決済でNFTを購入できる
一般的なNFTマーケットプレイスは仮想通貨を使ってNFTの売買が行われるので、参入する際にはハードルを感じることも少なくありません。
一方で、楽天NFTはクレジットカード決済ができ、日本円でNFTの購入・出品ができます。

仮想通貨を所有することに抵抗がある場合も、楽天NFTなら抵抗感なく利用できるのもメリットの1つと言えます。
楽天ポイントが使用可能
楽天NFTでは、楽天ポイントが使用できるのも特徴の1つです。
例えば、楽天NFTでNFTアートを購入した際に、購入金額に応じてポイントが付与されます。
また、貯まっているポイントはそのまま購入時に利用できるので、お得にNFTアートの購入が可能です。
購入したNFTは2次流通にて取引可能
楽天NFTにて購入したNFTは、2次流通にて取引が可能です。
例えば、楽天NFT内でNFTアートを購入した後に「個人間マーケットプレイス」を利用すれば出品できます。
もしNFTアートが必要なくなったとしても、再度出品をしてお金を稼げるのも特徴の1つです。
ガス代が発生しない
NFTの売買をする場合、ほとんどがイーサリアムのブロックチェーンを利用することから、高額のガス代がかかっていました。
ガス代とは、イーサリアムを利用するための手数料です。

その点、楽天NFTではガス代がかからないので利用しやすいというメリットがあります。
環境にやさしいブロックチェーンを活用している
NFT関連のブロックチェーンは、ほとんどがマイニング方式を採用しています。
マイニングとは、一定期間ごとにすべての取引記録を取引台帳に記帳する技術で、利用するには大量のコンピュータが必要です。
コンピュータを大量に用いると多大な電力を用いることから、環境破壊を生み出すことがブロックチェーンの懸念材料として挙げらていました。
その点、楽天NFTは独自のブロックチェーンを利用していることから、環境にやさしいという特徴があります。
楽天NFTの始め方
楽天NFTを始めるためには、以下の手順で手続きを進める必要があります。
※項目をクリックすると、見たい箇所にジャンプします。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
楽天の会員登録/楽天カードの作成を行う
楽天NFTを始めるためには、楽天の会員登録が必要です。
また、楽天NFTでNFTを購入する際に楽天カードを使用した方がポイントが貯まります。

そのため、まずは楽天公式サイトに登録をしつつ、楽天カードの作成を行なっていきましょう。
楽天公式サイト:https://www.rakuten-card.co.jp/
※特定の紹介サイト経由だとキャンペーン等の条件が変わる場合もあるため、上記から申し込みましょう。
サイトを開いたら、状況別でボタンを選んでいきます。
- すでに楽天会員の場合 → 「楽天会員の方」をクリック
- 楽天会員でない場合 → 「楽天会員でない方」をクリック
ボタンをクリックすると、住所や電話番号などカード作成に必要な情報が求められるので、それぞれ入力をしていきましょう。
入力が完了し申し込みが完了すれば、登録は完了です。
ただし、審査の関係で楽天カードが届くまでには時間がかかるので、到着するまで待ちましょう。
楽天NFTの公式ページにて「ログイン・会員登録」をクリックする
次に、楽天NFTの公式ページにて会員登録を行なっていきます。
まず、以下から楽天NFTの公式サイトを開きましょう。
楽天NFT公式サイト:https://nft.rakuten.co.jp/
公式サイトを開いたら、次に画面右上にある「ログイン・会員登録」をクリックします。
すると会員情報を求められるので、登録の際に入力した「ユーザID」もしくは「メールアドレス」を入力し、「次へ」をクリック。
するとパスワードの入力を求められるので、会員登録時に決めたパスワードを入力して「ログイン」をクリックしましょう。
以上で楽天NFTの会員登録が完了し、いつでもNFTの売買ができるようになります。
楽天NFTの購入方法
この章では、楽天NFTでの購入方法について解説していきます。
楽天NFTでNFTアートを購入する場合、以下の手順で手続きを進める必要があります。
- 楽天NFTにログイン
- 「ショップ」もしくは「個人間マーケットプレイス」へ進む
- 欲しいNFTを選択して買い物かごに入れる
- 決済する
楽天NFTでは、「ショップ」もしくは「個人間マーケットプレイス」にてNFTアートを購入する方法いずれかを選択できます。
出典:楽天NFT
ショップであれば、NFTアートを出品している企業から直接NFTアートを購入できます。
出典:楽天NFT
一方、個人間マーケットプレイスは、個人が購入したNFTアートを出品できる場所です。
出典:楽天NFT
ショップで購入できないNFTアートも、個人間マーケットプレイスで探せば見つかることもあります。
また、ショップよりも個人間マーケットプレイスで購入する方が安くなる場合もあるので、購入前に両方チェックしておくと良いでしょう。
楽天NFTの出品方法
この章では、楽天NFTでの出品方法について解説していきます。
前提として、楽天NFTは購入したNFTアートしか出品できません。
個人によるNFTの1次販売はできないので、注意しましょう。
出品の流れをまとめると、以下の通りです。
- 楽天NFTにログイン
- 「マイコレクションページ」へ進む
- 保有中のNFTアートから出品したいものを選ぶ
- 「出品する」をクリックする
- 価格を決めて「決定」をクリックする
出典:楽天NFT
販売したNFTが売れてトークンの移転が完了すれば、取引が完了します。
取引が終わると売上金が反映され、楽天キャッシュにチャージ・出金されるので確認しましょう。
楽天NFTの注意点・デメリット
楽天NFTに登録する場合、以下の点に注意してから登録をしましょう。
- 楽天会員でないとNFTを購入できない
- 仮想通貨は利用できない
- 扱うNFTアイテムが少ない
- 外部のブロックチェーンでNFTの売買ができない
- 個人による1次販売はできない
- 販売手数料が高い
- 楽天会員を退会すると保有NFTが削除される
※クリックすると、見たい箇所にジャンプします。
それぞれ詳しく解説していきます。
楽天会員でないとNFTを購入できない
楽天NFTは、楽天会員でないとNFTを購入できません。
なぜなら、NFTを購入するには楽天カードが必要なだけでなく、楽天の会員ID内に購入したNFTが保管されるからです。
一般的なNFTマーケットプレイスは、外部の仮想通貨ウォレット内にNFTを保管します。
しかし、楽天NFTは外部のウォレットとの連携はできず、必ず楽天会員になって会員IDを発行する必要があるので注意しましょう。
仮想通貨は利用できない
楽天NFTでは、仮想通貨の利用は受け付けていないので注意しましょう。
一般的にNFTの売買をするとなると、仮想通貨が必要です。
しかし、楽天NFTは仮想通貨ではなく、日本円でNFTの売買が行われます。
扱うNFTアイテムが少ない
楽天NFTは2022年2月にリリースされたばかりとあって、扱うNFTが少ないというデメリットがあります。
例えば、楽天NFTで取り扱うカテゴリーを分けると、以下の通りです。
- キャラクター
- 競馬
- アイドル
- アニメ
- サッカー
上記のようにカテゴリー数が少ないだけでなく、NFTの出品数も138件しかありませんでした。(2022年4月時点)
一方、世界最大手のNFTマーケットプレイス『OpenSea』の出品数は8,000万点を超えています。
今後、購入できるNFTが増えていく予定ではあるものの、選べるNFTが少ないのは大きなデメリットと言えるでしょう。
外部のブロックチェーンでNFTの売買ができない
楽天NFTで購入したNFTは、外部に持ち出して売買ができません。
NFTが持つ魅力の1つとして、購入したNFTによっては2次流通が可能で、何度でも取引できるという点があります。
しかし、楽天NFTは独自のブロックチェーンを用いていることから、他のブロックチェーン上にNFTを持ち出すことはできないのです。
もちろん、楽天NFT内部であれば2次流通は可能ですが、転売目的でNFTを始める人からすると大きなデメリットと言えるでしょう。
個人による1次販売はできない
楽天NFTでは現在、個人によるNFTの1次販売はできません。
販売が許可されているのは、楽天が許可した企業のみとなっています。
ただし、楽天は以下のように「2023年以降には個人でもNFTが発売できる予定」と発表していました。
また2023年以降、個人によるNFTコンテンツの発行および販売ができるサービスの提供や、国内外のIPホルダーが保有するNFTの発行およびグローバルを含むマーケットへの展開、決済方法の多様化を推進していく予定です。
引用元:楽天
将来的に個人でNFTの販売ができる可能性はあるものの、いつ開始されるかは未定です。
販売手数料が高い
楽天NFTは、他のNFTマーケットプレイスに比べると販売手数料が高いという特徴があります。
例えば、本サイトでおすすめしているNFTマーケットプレイスと楽天NFTの販売手数料の違いをまとめると、以下の通りです。
名称 | 販売手数料 |
![]() (日本) | 販売手数料:14% |
![]() (日本) | 販売手数料:5% |
![]() (日本) | 販売手数料:約1,200円分のETH、約0.37円分のPolygon |
![]() (日本) | 販売手数料:10% |
![]() (日本) | 販売手数料:20% (※ガス代はNFTStudioが全て負担) |
![]() (日本) | 販売手数料:なし (出品後に価格や数量を変更した場合には発生) |
![]() (海外) | 販売手数料:2.5% |
![]() (海外) | 販売手数料:2.5% (※出品時のガス代は購入者が負担) |
![]() (海外) | ・販売手数料:3.0% ・ギャラリー手数料:15% |
上記のように、楽天NFTの販売手数料は他のNFTマーケットプレイスに比べて割高です。
販売する価格によっては、損をしてしまう可能性があるので注意しましょう。
楽天会員を退会すると保有NFTが削除される
楽天NFTの最も注意すべきポイントが、楽天会員を退会すると保有NFTが削除される恐れがあるというものです。
実際に、公式サイトでは「会員を退会するとNFTの試聴や閲覧、再生ができなくなる」と発表がありました。
楽天会員を退会した際、所有していたモーメントの視聴、閲覧または再生等をすることはできなくなります。また売上金に関しても、受け取ることができなくなります。
引用元:楽天NFT
もちろん楽天会員でい続ければ問題ありませんが、需要が伸びずサービス自体がなくなった場合、購入したNFTが削除されるリスクが出てくるのです。
NFTは『デジタル資産』として保管できるものなので、これから本格的にNFTを始める人からすると大きなデメリットと言えるでしょう。
評判・口コミから判明!楽天NFTがおすすめな人・おすすめでない人
楽天NFTは、NFTのことを理解していなくても利用できるNFTマーケットプレイスです。
ただし、楽天NFTは過去にネット上で炎上し、NFTを知っている人たちから批判の声を受けた過去があります。
炎上した理由は上記の記事にまとめていますが、今回私は実際に使ってみた結果と口コミや評判から、「楽天NFTがおすすめな人・おすすめでない人」をまとめてみました。
楽天NFTがおすすめな人
楽天NFTがおすすめな人は、以下の通りです。
【楽天NFTがおすすめな人】
- NFTの売買が初めてである
- 仮想通貨の使用に抵抗がある
- 欲しいNFT作品が楽天NFT内で販売されている
- 楽天を多用している
上記に該当するのであれば、そのまま楽天NFTを利用しても問題ありません。
欲しい作品があり、日本円でNFTアートを購入したい場合に楽天NFTは最適と言えます。
楽天NFTがおすすめでない人
もし以下に該当するのであれば、楽天NFT以外のNFTマーケットプレイスの利用を検討するのが得策です。
【楽天NFTがおすすめでない人】
- NFTを本格的に始めてみたい
- 自身のデジタルアートをNFT化して出品したい
- 仮想通貨でNFTの売買をしたい
- NFTで収益を得たい
- 削除される可能性のないNFTアートが欲しい
上記に当てはまるのであれば、他のNFTマーケットプレイスから NFTを始めてみるのがおすすめです。
楽天だけでなくLINEなどの大手企業も参入し始めているように、NFTは今も市場が伸び続けており、需要は右肩上がりとなっています。
出典:ログミーBiz
始めるのが早いほど先行者利益を得やすいので、思いたったら始めるのが吉です。

以下の記事では、35社のNFTマーケットプレイスの中でも特におすすめのマーケットを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ただ、「NFTのことをちゃんと理解してから始めてみたい」ということでしたら、以下の記事を参考にして始めるかどうか検討してみてください。
【最新版】楽天NFTで売買できるNFT
この章では、楽天NFTで売買できるNFTを紹介していきます。
2022年4月時点では、以下のNFTが販売されています。
- ウルトラマン
- 日刊スポーツ(競馬)
- ダイキサウンド(NFTトレカ)
- バンダイナムコピクチャーズ(アニメ)
- PLAYERS ANTHEM(サッカー)
- 加山雄三さんのデモ音源
今後も「TV asahi」や「BEAMS」、「IP-FRONT GROUP」とのコラボも予定しており、海外では手に入りにくいNFTが手に入ります。
すでに売り切れが多く出ているので、気になる作品がある場合は随時チェックしておくと良いでしょう。
楽天NFTでよくある質問
この章では、楽天NFTに関するよくある質問に回答していきます。
楽天NFTはTwitterを運営している?
楽天NFTは公式Twitterを運営しています。
楽天NFT公式Twitter:
Twitterでは新しいNFTの販売情報が更新されるので、気になるのであればフォローしておくと良いでしょう。
楽天NFTはアプリを出している?
現在、楽天NFTはアプリを出していません。
楽天NFTの対応ブロックチェーンは?
現在、楽天は独自のブロックチェーンのみ対応しています。
楽天NFTを利用する際の手数料は?
楽天NFTを利用する場合、出品手数料のみかかります。
登録時・購入時などに手数料はかかりません。
まとめ
楽天NFTの特徴や始め方、NFTの購入方法や出品方法について解説してきました。
楽天NFTは楽天IDがあれば、すぐにでも始められます。
また、楽天カードを活用すれば、ポイントを活用してNFTをお得に購入することも可能です。
まだ楽天カードを作っていない場合、以下からカードを作ってから楽天NFTを始めていきましょう。
楽天公式サイト:https://www.rakuten-card.co.jp/
※特定の紹介サイト経由だとキャンペーン等の条件が変わる場合もあるため、上記から申し込みましょう。
ただし、以下に該当するのであれば、楽天NFT以外のNFTマーケットプレイスの利用も検討するのが得策です。
【楽天NFTがおすすめでない人】
- NFTを本格的に始めてみたい
- 自身のデジタルアートをNFT化して出品したい
- 仮想通貨でNFTの売買をしたい
- NFTで収益を得たい
- 削除される可能性のないNFTアートが欲しい
上記に該当する場合、改めて他にはどんなNFTマーケットプレイスがあるのか、自分に最適なマーケットはどれかをぜひ探してみてください。

ただ、「NFTのことをちゃんと理解してから始めてみたい」ということでしたら、以下の記事を参考にして始めるかどうか検討してみてください。
本記事を参考に、楽天NFTのことが理解できることを祈っています。