「OpenSea(オープンシー)のオファーとは?」「オファーする方法やかかるガス代は?」などと気になっていませんか?
オファーとは、購入希望者がオーナーに対して価格交渉を行い、希望する価格でNFT作品を購入する方法です。
OpenSeaでは他にも、「固定価格」「オークション形式」で購入する方法があるものの、できれば希望価格でNFTを購入したい場合もあるかと思います。
そこで本記事では、OpenSeaでNFTにオファーする(希望の価格で購入する)方法を、実際にオファーした私がわかりやすく解説していきます。
オファーした際に発生するガス代やキャンセル方法、オファーを承認する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
OpenSea(オープンシー)のNFT作品にオファーする方法
オファーとは、購入希望者がオーナーに対して価格交渉を行い、希望する価格でNFT作品を購入する方法です。
オファーが通れば、自身が希望する価格で購入できるチャンスがあるので、少しでも安くNFTを購入したい場合に有効的な購入方法と言えます。
そんなオファーにてNFTを購入する流れは、以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
①オファーしたいNFTを選択する
まずは、自分がオファーしたいNFTを選んでいきましょう。

中にはオファーを受け付けていないNFTもあるので、選ぶ際には注意が必要です。
②NFTのページにて「Make Offer」を選択する
オファーしたいNFTが決まったレア、「Make Offer」を選択していきましょう。
すると、以下の画面が表示されるので、一番下の項目をチェックします。
アイテムが保護されていないNFTの場合、 正しいコレクションであるか詳細を確認するように求められます。
詳細が確認できたらチェックをして、以下の画面へと移ります。
もしポリゴンのNFTにオファーする場合、「Price per item」という部分が紫色のロゴで示されているPolygonETHのオプションのみが表示されます。

一方、「Price per item」が『WETH』と表記されている場合は、イーサリアムチェーンのNFTを選んでいる証拠です。
イーサリアムのNFTにオファーする場合は、ETHをWETHに交換(ラップ)する必要があるので、そのまま③へとお進みください。
③ETHをWETHに交換(ラップ)する
イーサリアムのNFTにオファーするためには、ETHをWETHに交換(ラップ)しなくてはいけません。
そのため、「Convert ETH」をクリックしETHをWETHに交換していきましょう。
クリックしたら、Uniswapが起動するので「トークン選択」からETHを選択しましょう。
次に、オファーしたいETHの金額を入力し、ウォレットに接続をクリック。(ETHとWETHの価値は同じなので、オファーしたいETHの金額分の数値を入力しましょう。)
ETHが入っているウォレットを選択します。(私はメタマスクを利用しているので、「MetaMask」をクリックしました。)
ウォレットのアカウントを選び、「次へ」をクリック。
Uniswapとの接続を求められるので、「接続」をクリック。
Uniswapとの接続が完了したら、WETHへ交換するETHの金額が正しいことを確認して「ラップ」をクリックします。
「交換したいETHの金額+ガス代」が表記されるので、間違いがないかチェックしてから「確認」をクリックします。
以下の画面が表記されれば、ETHからWETHへの交換(ラップ)が完了します。
OpenSeaの財布ボタンをクリックした際に、交換した分のWETHが入金されていれば、④へと進みましょう。
④オファーをする
「Make Offer」をクリックして、正式にオファーしていきましょう。

オファーが通ると登録したアドレスにメールが届くので、OpenSeaからの連絡を待ちましょう。
ただし、オファーはNFTを販売するオーナーが売りたい人を選ぶ取引形式なので、必ず購入できるわけではありません。
そのため、どうしても欲しいNFTがある場合は、希望価格を高めに設定するのがおすすめですよ。
OpenSea(オープンシー)のオファー時に発生するガス代
今回のオファー時にかかったガス代をまとめると、以下の通りです。(2022年3月時点)
項目 | NFT購入時のガス代 |
ガス代 (0.01ETH→WETHに交換した時) | 0.001615ETH(約650円) |
WETH使用時のトランザクション手数料 (※2回目以降は発生しない) | 0.001818ETH(約730円) |
合計 | 0.003433ETH(約1,380円) |
上記のガス代はあくまで目安でして、ETHからWETHに交換する金額が高いほどガス代は高くなります。
また、以下の英文を直訳したところ、「WETH使用時のトランザクション手数料(ガス代)は1回限り」とOpenSeaでも発表がありました。
Please note, If you’re making an offer in a currency you’ve never purchased with before, like WETH, you may be prompted to pay a one-off gas fee (network transaction cost) to allow your wallet to purchase with that particular currency.
引用元:OpenSea
以上のことから、複数のNFT(イーサリアム)にオファーをかけるのであれば、まとめてETHをWETHに交換した方が良いと言えるでしょう。
また、PolygonのNFTを買う際には初回のトランザクション手数料だけを払えば、何度オファーしてもガス代は無料なのでお得と言えます。
OpenSea(オープンシー)のオファーをキャンセルする方法
もしオファーをキャンセルする場合、ガス代が発生するので注意しましょう。(※PolygonのNFTなら、ガス代がかかりません)
オファーをキャンセルする場合、NFTのページにて、「Offers」の「Cancel」をクリックします。
「Cancel」をクリックすると、以下の画面が表示されるので、ガス代をチェックしてから「確認」をクリックします。
以上でキャンセルの手続きは完了します。

OpenSea(オープンシー)でオファーを受ける(承認する)方法
最後に、OpenSeaにてNFTを出品した際に、オファーされた場合の承認方法について解説していきます。
流れをまとめると、以下の通りです。
- オファーのメールがOpenSeaから届く
- 自身が出品したNFTに依頼者とオファー価格が記載される
- オファーを受ける場合に「Accept」をクリック
- ガス代・販売手数料を確認
- ウォレット(メタマスク)にて支払いの承認
以上の流れで進めていけば、オファーの承認は完了です。
ちなみに、OpenSeaにて購入したNFTを転売して出品した場合、ガス代と販売手数料に加えてクリエイターへの手数料が加えられます。
OpenSeaでは、直接的にオファーを断る機能は備わっていません。もしオファーされたけど断りたい場合は、オファー期限が過ぎるのを待ちましょう。
まとめ
OpenSeaでNFTにオファーする方法や発生するガス代、キャンセルのやり方やオファー承認方法について解説してきました。
OpenSeaでのオファーを活用すれば、欲しいNFTが希望価格で購入できる可能性があります。
ただし、イーサリアムのNFTをオファーをする際にはETHをWETHに交換しつつ、ガス代を支払う必要があるので注意しましょう。
