OpenSeaのNFT作品にオファーする方法|ガス代やキャンセル方法も

  • 2022年4月8日
  • 2022年10月5日
  • NFT
OpenSeaのNFT作品にオファーする方法|ガス代やキャンセル方法も

「OpenSea(オープンシー)のオファーとは?」「オファーする方法やかかるガス代は?」などと気になっていませんか?

オファーとは、購入希望者がオーナーに対して価格交渉を行い、希望する価格でNFT作品を購入する方法です。

OpenSeaでは他にも、「固定価格」「オークション形式」で購入する方法があるものの、できれば希望価格でNFTを購入したい場合もあるかと思います。

そこで本記事では、OpenSeaでNFTにオファーする(希望の価格で購入する)方法を、実際にオファーした私がわかりやすく解説していきます。

オファーした際に発生するガス代やキャンセル方法、オファーを承認する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

OpenSea(オープンシー)のNFT作品にオファーする方法

OpenSeaでNFTにオファーする方法

オファーとは、購入希望者がオーナーに対して価格交渉を行い、希望する価格でNFT作品を購入する方法です。

オファーが通れば、自身が希望する価格で購入できるチャンスがあるので、少しでも安くNFTを購入したい場合に有効的な購入方法と言えます。

そんなオファーにてNFTを購入する流れは、以下の通りです。

それぞれ詳しく解説していきます。

オファーをするためには、仮想通貨「ETH(イーサリアム)」の購入が必要です。
まだ購入が完了していない場合は、「【初心者向け】NFTの始め方を完全ガイド!事前準備・出品・購入するまでの流れ」を参考に仮想通貨「ETH」を購入してからオファーを進めてみてください。

①オファーしたいNFTを選択する

まずは、自分がオファーしたいNFTを選んでいきましょう。

RaRuku
わかりやすく説明するために、実際に「Maalavidaa」というNFTにオファーをしてみました。

オファーしたいNFTをOpenSeaにて選択する

中にはオファーを受け付けていないNFTもあるので、選ぶ際には注意が必要です。

②NFTのページにて「Make Offer」を選択する

オファーしたいNFTが決まったレア、「Make Offer」を選択していきましょう。

NFTのページにて「Make Offer」を選択する

すると、以下の画面が表示されるので、一番下の項目をチェックします。

NFTのページにて「Make Offer」を選択する

アイテムが保護されていないNFTの場合、 正しいコレクションであるか詳細を確認するように求められます。

詳細が確認できたらチェックをして、以下の画面へと移ります。

イーサリアムのNFTにオファーする場合

もしポリゴンのNFTにオファーする場合、「Price per item」という部分が紫色のロゴで示されているPolygonETHのオプションのみが表示されます。

ポリゴンのNFTにオファーする場合

RaRuku
Polygonの場合、③は必要ないので「④オファーをする」へとお進みください。

一方、「Price per item」が『WETH』と表記されている場合は、イーサリアムチェーンのNFTを選んでいる証拠です。

イーサリアムのNFTにオファーする場合は、ETHをWETHに交換(ラップ)する必要があるので、そのまま③へとお進みください。

③ETHをWETHに交換(ラップ)する

イーサリアムのNFTにオファーするためには、ETHをWETHに交換(ラップ)しなくてはいけません。

そのため、「Convert ETH」をクリックしETHをWETHに交換していきましょう。

ETHをWETHに交換

クリックしたら、Uniswapが起動するので「トークン選択」からETHを選択しましょう。

OpenSeaにてETHをWETHに交換

次に、オファーしたいETHの金額を入力し、ウォレットに接続をクリック。(ETHとWETHの価値は同じなので、オファーしたいETHの金額分の数値を入力しましょう。)

OpenSeaにてETHをWETHに交換

ETHが入っているウォレットを選択します。(私はメタマスクを利用しているので、「MetaMask」をクリックしました。)

OpenSeaにてETHをWETHに交換する方法

ウォレットのアカウントを選び、「次へ」をクリック。

OpenSeaにてETHをWETHに交換

Uniswapとの接続を求められるので、「接続」をクリック。

OpenSeaにてETHをWETHに交換

Uniswapとの接続が完了したら、WETHへ交換するETHの金額が正しいことを確認して「ラップ」をクリックします。

OpenSeaにてETHをWETHにラップする

「交換したいETHの金額+ガス代」が表記されるので、間違いがないかチェックしてから「確認」をクリックします。

※「ガス代って何?」と感じる場合は、別記事『NFTのガス(GAS)代とは?相場やガス代を無料・安くする方法を徹底解説』を読んでから読み進めると、より理解がしやすいですよ。

OpenSeaにてETHをWETHに交換する際のガス代

以下の画面が表記されれば、ETHからWETHへの交換(ラップ)が完了します。

OpenSeaにてETHをWETHに交換

OpenSeaの財布ボタンをクリックした際に、交換した分のWETHが入金されていれば、④へと進みましょう。

OpenSeaにてETHをWETHに交換

④オファーをする

「Make Offer」をクリックして、正式にオファーしていきましょう。

ウォレット(メタマスク)が起動するので、トランザクション手数料(ガス代)をチェックして「確認」をクリック。
OpenSeaにてオファーする
「確認」がクリックできない場合、ウォレットのETHが足りていない可能性があります。トランザクション手数料にはETHを使うので、ウォレットには余分なETHを入れた状態で手続きを進めましょう。
確認をクリックすれば、オファーが完了してNFTのページにオファーした履歴が記載されます。
OpenSeaにてオファーする
RaRuku
あとは、オファーが通るのを待つだけです!

オファーが通ると登録したアドレスにメールが届くので、OpenSeaからの連絡を待ちましょう。

ただし、オファーはNFTを販売するオーナーが売りたい人を選ぶ取引形式なので、必ず購入できるわけではありません。

そのため、どうしても欲しいNFTがある場合は、希望価格を高めに設定するのがおすすめですよ。

OpenSea(オープンシー)のオファー時に発生するガス代

今回のオファー時にかかったガス代をまとめると、以下の通りです。(2022年3月時点)

項目NFT購入時のガス代
ガス代
(0.01ETH→WETHに交換した時)
0.001615ETH(約650円)
WETH使用時のトランザクション手数料
(※2回目以降は発生しない)
0.001818ETH(約730円)
合計0.003433ETH(約1,380円)

上記のガス代はあくまで目安でして、ETHからWETHに交換する金額が高いほどガス代は高くなります。

※オファー時にかかるガス代は、『Gas Calculator』の「Opensea」内にある「Wrap ETH -> WETH」の数値によって決まります。

また、以下の英文を直訳したところ、「WETH使用時のトランザクション手数料(ガス代)は1回限り」とOpenSeaでも発表がありました。

Please note, If you’re making an offer in a currency you’ve never purchased with before, like WETH, you may be prompted to pay a one-off gas fee (network transaction cost) to allow your wallet to purchase with that particular currency.

引用元:OpenSea

以上のことから、複数のNFT(イーサリアム)にオファーをかけるのであれば、まとめてETHをWETHに交換した方が良いと言えるでしょう。

また、PolygonのNFTを買う際には初回のトランザクション手数料だけを払えば、何度オファーしてもガス代は無料なのでお得と言えます。

OpenSea(オープンシー)のオファーをキャンセルする方法

OpenSeaのオファーをキャンセルする方法

もしオファーをキャンセルする場合、ガス代が発生するので注意しましょう。(※PolygonのNFTなら、ガス代がかかりません)

オファーをキャンセルする場合、NFTのページにて、「Offers」の「Cancel」をクリックします。

OpenSeaのオファーをキャンセルする方法

「Cancel」をクリックすると、以下の画面が表示されるので、ガス代をチェックしてから「確認」をクリックします。

OpenSeaのオファーをキャンセルする際のガス代

以上でキャンセルの手続きは完了します。

RaRuku
もしガス代を払いたくない場合は、オファー期限が終わるのを待つのも1つの手段ですね。

OpenSea(オープンシー)でオファーを受ける(承認する)方法

OpenSeaでオファーを受ける(承認する)方法

最後に、OpenSeaにてNFTを出品した際に、オファーされた場合の承認方法について解説していきます。

流れをまとめると、以下の通りです。

  1. オファーのメールがOpenSeaから届く
  2. 自身が出品したNFTに依頼者とオファー価格が記載される
  3. オファーを受ける場合に「Accept」をクリック
  4. ガス代・販売手数料を確認
  5. ウォレット(メタマスク)にて支払いの承認

以上の流れで進めていけば、オファーの承認は完了です。

ちなみに、OpenSeaにて購入したNFTを転売して出品した場合、ガス代と販売手数料に加えてクリエイターへの手数料が加えられます。

【よくある質問】:「オファーを断る方法は?無視しても大丈夫?」

OpenSeaでは、直接的にオファーを断る機能は備わっていません。もしオファーされたけど断りたい場合は、オファー期限が過ぎるのを待ちましょう。

まとめ

OpenSeaでNFTにオファーする方法|ガス代やキャンセル方法も|まとめ

OpenSeaでNFTにオファーする方法や発生するガス代、キャンセルのやり方やオファー承認方法について解説してきました。

OpenSeaでのオファーを活用すれば、欲しいNFTが希望価格で購入できる可能性があります。

ただし、イーサリアムのNFTをオファーをする際にはETHをWETHに交換しつつ、ガス代を支払う必要があるので注意しましょう。

RaRuku
もしオファー以外の「固定価格」や「オークション」でNFTを購入する場合は、以下の記事を参考にしてください

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