「OpenSeaでNFT写真を作る方法は?」「持っている写真をOpenSeaで販売するためにはなにが必要?」などと気になっていませんか?
結論、OpenSeaでNFT写真を販売するためには、以下の手順で準備を進めていく必要があります。
ただOpenSeaに登録しただけでは、NFT写真の販売はできません。
販売を開始するためには、写真だけでなく「ETH(仮想通貨)」「仮想通貨ウォレット(メタマスクなど)」が必須なので、まずは準備を進めていきましょう。
本記事では、実際にスマホ写真をNFT化した私が、OpenSeaで写真をNFT化して販売する方法を6つのSTEPに分けて解説しています。
画像付きでわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
STEP1. OpenSeaで販売したい写真の準備
まずは、売り出す写真の準備をしていきます。
カメラなどで撮影していき、撮った写真を『Photoshop』などの加工アプリで見栄えをきれいにしておきましょう。

加工が終了したら、以下の画像フォーマットで保存をしておきましょう。
- JPG
- PNG
- GIF
- SVG
ちなみに、OpenSeaの場合は写真のサイズが最大100MBまで可能ですが、小さいサイズでの販売を推奨していました。
The maximum file size supported is 100MB, but we recommend keeping it under 100MB for faster load times.
引用元:OpenSea
要約すると、「最大ファイルサイズは100MBですが、読み込み時間の関係で100MB未満に保つことをおすすめする」とのこと。
容量が重いとアップロードに時間がかかるので注意しましょう。
STEP2. 仮想通貨取引所への登録・口座開設
次に、仮想通貨取引所への登録・口座開設をしていきましょう。
仮想通貨取引所とは、いわば『NFT写真の売買に必要な仮想通貨を購入・売却する場所』を意味します。
販売した写真が売れた時に得た仮想通貨を日本円に変える場所でもあるので、事前に登録を済ませておきましょう。
代表的かつおすすめの仮想通貨取引所を紹介すると、以下の通りです。
<表は横にスクロールできます>
仮想通貨取引所名 | 特徴 | おすすめな人 | 公式サイト |
コインチェック![]() |
|
| 公式サイト |
DMM Bitcoin![]() |
|
| 公式サイト |
GMOコイン![]() |
|
| 公式サイト |
bitbank![]() |
|
| 公式サイト |
bitFlyer![]() |
|
| 公式サイト |

『コインチェック』は取引手数料が無料なだけでなく、最低取引単位(ETH)が500円相当となっているので、気軽に通貨を購入することが可能です。
5分程度で”無料”口座開設ができるので、忘れないうちに登録を済ませておきましょう。
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登録方法がわからない場合は、画像付きで詳しく解説している以下の記事を参考にしてみてください。
STEP3. NFT写真の売買に必要なETH(イーサリアム)を購入
次に、NFT写真の出品や購入に必要なETH(イーサリアム)を取引所にて購入していきましょう。
イーサリアムには「契約に付随する取引の記録や履歴をすべて残せる」という特徴があることから、NFTの売買時に使われます。
通貨を購入しなくてはNFT写真の売買ができないので、かならず手続きが必要となります。
そのため、まずは「ETH(イーサリアム)」と書かれた通貨を選択し、各仮想通貨取引所にて購入を進めていきましょう。

NFTを購入・出品する際には、基本的に手数料がかかります。
まずは10,000円ぐらいを入金してからイーサリアムを購入しておくと、出品がスムーズですよ。
STEP4. 仮想通貨ウォレットに登録をする
次に、ETH(イーサリアム)を保管するためのウォレットに登録を済ませていきましょう。
NFT化した写真の売買をしていくためには、資金を管理・保管するためのウォレットが必要不可欠です。
財布がないとお買い物ができないように、ウォレットを用意しておかなくては取引自体ができないので、かならず登録を済ませておきましょう。
ちなみに、最も代表的なウォレットとして『MetaMask(メタマスク)』があります。
出典:MetaMask
MetaMaskは、NFT関連の通貨を管理するのに適したウォレットで、仮想通貨だけでなくNFTの保管もできます。
パソコンとスマホの連動も可能で、初心者にも利用しやすいという特徴があります。
そのため、事前にMetaMaskの登録をしておき、ETH(イーサリアム)が送金できる状態にしておきましょう。

STEP5. 仮想通貨ウォレットにETH(イーサリアム)を送金する
次に、NFT写真の売買をしていくために、仮想通貨ウォレットにETH(イーサリアム)を送金しておきましょう。
ETH(イーサリアム)の送金・出金は仮想通貨取引所にて行うのが一般的です。
送金先の宛先(アドレス)を記載し、先述したMetaMaskに送金をすれば、NFTの出品・購入ができる準備が整います。

STEP6. OpenSeaに登録・出品する
最後に、OpenSeaに登録をして出品していきましょう。
流れをまとめると、以下の通りです。

それでは、詳しく見ていきましょう。
OpenSeaにてアカウント登録を行う
まずは、「OpenSea」にてアカウント登録を行なっていきましょう。
OpenSeaを開いたら、右上のアカウントボタンから「Profile」を選択します。
次に、仮想通貨ウォレットの選択へと移ります。(今回はMetaMaskを選択)
「MetaMask」を選択したら、以下の画面が別ウィンドウで表示されるので、アカウントが正しければ「次へ」をクリックしましょう。
次に「接続」をクリックしましょう。
接続が完了すると、アカウント登録が完了します。
アカウント登録が完了したら、「Settings」ボタンをクリックしましょう。
すると署名を求められるので、「署名」をクリックします。
すると、以下の画面が出てきますので、必要な項目をそれぞれ入力・設定をしていきましょう。
【入力・設定内容】
- Profile image・・・プロフィール画像
- Profile Banner・・・バナー画像
- Username・・・名前
- Bio・・・自分の想いや理念
- Email Address・・・メールアドレス
- Social Connections・・・SNSとの連携
コレクションの新規作成
次に、コレクションの新規作成をしていきましょう。
作成する流れは、以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
コレクションの作成画面へ移動する
まずは、アカウントボタンから「My Collections」を選択します。
次に、以下の画面が出てくるので「Create a collection」をクリックしましょう。
すると、コレクションの作成画面へと移動するので、それぞれ必要な情報を入力・設定していきます。
画像の設定
まずは、画像の設定をしていきましょう。
- Logo image・・・ロゴイメージ画像(サイズ:350×350推奨)
- Featured image・・・OpenSeaのホームページ、カテゴリページ、またはその他のプロモーションエリアで使う画像(サイズ:600×400推奨)
- Banner image・・・バナー画像(サイズ:1400×400推奨)
推奨サイズに合わせて画像を選ぶと、見栄えがよくなりますよ。
名前・URL・概要・カテゴリーの入力
次に、名前・URL・概要・カテゴリーを入力していきましょう。
- Name・・・コレクション名(※必須入力)
- URL・・・OpenSea内で使うURL
- Description・・・コレクションの詳細
- Category・・・カテゴリーの種類
- Links・・・作品に関するHPやSNSのリンク
あとで修正は可能なので、入力できる部分を埋めていきましょう。
ロイヤリティの設定
「Creator Earnings」では、作品が2次流通した場合のロイヤリティを設定しましょう。
NFT写真が2次販売された際に、売上還元パーセンテージを設定できます。
例えば、2次販売したNFT写真の売上が1万円だった場合、パーセンテージを「10%」と設定すれば1,000円のロイヤリティが発生する仕組みです。
「最大で10%まで設定できる」と公式でも発表があったので、希望するロイヤリティを設定しましょう。
ブロックチェーンの選択
次に、ブロックチェーンの選択をしていきましょう。
OpenSeaでは、『イーサリアム(ETH)』か『ポリゴン(Polygon)』どちらかのブロックチェーンを選択できます。
『イーサリアム(ETH)』と『ポリゴン(Polygon)』の違いをまとめると以下の通り。
イーサリアム (ETH) | ポリゴン (Polygon) | |
---|---|---|
利用者 | 多い | 少ない |
OpenSea取引量 | 多い | 少ない |
商品の価格帯 | 高め | 安め |
ガス代(手数料) | 必要 | なし |
オークション販売 | 可能 | 不可 |
購入者の負担 | ガス代 | ポリゴンへのブリッジ(両替)の手間 |
処理速度 | 遅い(選択可能) | 速い |
円への交換 | 可能 | 不可 |
イーサリアム(ETH)の需要は高く売れやすいという特徴があるものの、ガス代がかかったり処理速度が遅かったりなどのデメリットもあります。
よくわからない場合は、「NFTのガス(GAS)代とは?相場やガス代を無料・安くする方法を徹底解説」を参考にしてから読み進めると、より理解が深まりますよ。
一方で、ポリゴン(Polygon)であれば無料でNFTを出品できますが、取引量が少ないので売れにくいというデメリットがあります。
そのため、「本格的にNFTを売り出したい」「世界中に認知してもらいたい」なら『イーサリアム(ETH)』。「無料でNFTを出品したい」なら『ポリゴン(Polygon)』を選びましょう。
NFT写真の表示方法を選択
最後に、NFT写真の表示方法を選択しておきましょう。
あとで修正もできるので、見た目が綺麗だと感じる表示方法を選択しましょう。
ここまでの設定が完了したら、あとは「Create」をクリックすることでコレクションの作成が完了します。
販売・出品したいNFTをコレクションに追加
次に、販売・出品したいNFTをコレクションに追加していきましょう。
手順としては、以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
NFT写真をアップロード
コレクションの作成が完了したら、「Add item」をクリックします。
すると以下の画面が出てくるので、「Image, Video, Audio, or 3D Model」にてNFT写真のアップロードを行なっていきましょう。

名前・リンク・概要など必要事項の入力
次に、名前・リンク・概要など必要事項を入力していきましょう。
- Name・・・NFT写真のタイトル名(※必須)
- External link・・・NFT写真の詳細が書かれた外部リンク
- Description・・・NFT写真の概要文
入力が完了したら、次に付加情報の入力へと移ります。
付加情報の入力
必要であれば、付加情報の入力を行いましょう。
以下、付加情報の内容となります。
- Properties:グループ分け
- Levels:ステータスの決定
- Stats:統計情報の設定
- Unlockable Content:追加コンテンツを登録するかどうか
- Explicit &Sensitive Content:センシティブなものかどうか
それぞれ詳しく解説していきます。
Properties:グループ分け
「Properties」では、NFTのアイテムページに追加の詳細情報を登録することが可能です。
例えば、顔の色が青いNFT写真を出品するのであれば、「Type→FACE」「Name→Blue」などと設定します。
他にも背景の色、目の色、アクセサリーなど自由に設定することも可能です。
SNSのハッシュタグと同じように、細かい特徴を設定することでユーザーから検索されやすくなりますよ。
Levels:ステータスの決定
「Levels」では、NFTのステータスを数字形式で示すことが可能です。
例えば、NFTゲームで使うキャラクターを出品する場合、以下のように出品します。
守備力や攻撃力、スピードなどを自由に設定でき、プログレスバーとして表示されます。
どのような数値特性があるかを示すことで、ユーザーから注目されるかが変わるでしょう。
Stats:統計情報の設定
「Stats」も「Levels」と同じく、ステータスの設定が可能です。
違いとしては、プログレスバーでの表示ではなく、テキストとして数値特性を示すという違いがあります。
Unlockable Content:追加コンテンツを登録するかどうか
「Unlockable Content」では、購入者に追加コンテンツを登録できます。
外部のダウンロードリンクやアクセスキーなどを設定することで、付加価値をつけることが可能です。
Explicit &Sensitive Content:センシティブなものかどうか
「Explicit &Sensitive Content」では、出品アイテムがセンシティブなものかどうかを振り分けれます。
出品するNFTが成人向けコンテンツなどであれば、チェックを入れておきましょう。
供給数の設定
次に、供給数の設定を行なっていきます。
どれだけ出品するのかによって数値が変わります。
NFTを1点だけ出品する際には、「1」を設定しておくのがおすすめですね。
ブロックチェーンの選択
次に、ブロックチェーンの選択へと移ります。
先述したように、「本格的にNFTを売り出したい」「世界中に認知してもらいたい」なら『イーサリアム(ETH)』。「無料でNFTを出品したい」なら『ポリゴン(Polygon)』を選びましょう。
そして最後に、「Create」を入力すればNFT写真の出品・販売できる準備が整います。

NFT写真を出品・販売する
NFT写真の出品・販売できる準備が整ったら、以下の手順で手続きを済ませていきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
販売方式を選ぶ
出品・販売をする前に、販売方式を選びましょう。
OpenSeaでは、以下の方法で販売できます。
それぞれ出品のやり方が異なるので、違いを詳しく解説していきます。
※ポリゴン(Polygon)を選択した場合は、固定価格でしか出品できないので注意しましょう。
固定価格で出品
固定価格で出品する場合、「Fixed Price」を選択して各項目を設定しましょう。
固定価格で出品する場合、出品価格・販売期間・その他の設定を行いましょう。
- Price・・・出品価格
- Schedule listing・・・販売期間
- Sell as a bundle・・・複数のアイテムをまとめ売りするための設定
- Reserve for specific buyer・・・特定の相手に販売したい時に設定するオプション(販売相手の宛先を入力)
価格釣り上げ型のオークションで出品
価格釣り上げ型のオークションで出品する場合、「Fixed Price」と「Sell to highest bidder」を選択しましょう。
価格釣り上げ型のオークションとは、購入希望者を募って最も高い金額で作品を落札した人にNFTを売却できます。
出品する場合、開始価格・オークション期間・リザーブ価格の設定を行いましょう。
- Starting price・・・開始価格
- Duration・・・オークション期間
- Include reserve price・・・リザーブ価格(最低出品価格)
価格下降型のオークションで出品
価格下降型のオークションで出品する場合、「Fixed Price」と「Sell with declining price」を選択しましょう。
価格下降型のオークションとは、販売者がオークション価格を徐々に落として、最初にオファーがあった購入希望者にNFTを売却する方法です。
出品する場合、開始価格・オークション期間・終了価格の設定を行いましょう。
- Starting price・・・開始価格
- Duration・・・オークション期間
- Ending price・・・終了価格(最低価格)
ウォレットにサインする
販売価格や販売期間の入力が完了したら、次に「Complete listing」をクリックしましょう。
OpenSeaではNFTを初めて販売する時のみ、「ウォレットの初期化」「トークン取引の承認」に必要なガス代が発生します。
2回目以降は発生しないので、MetaMaskの接続が完了したら初回のみ支払うようにしましょう。
支払いが完了すると、以下の画面が表示されるので、処理されるのを待ちます。(※ファイルサイズや時間帯によって、処理時間が長くなる時があります。)
出品が完了すると、以下の画面のように「Your NFT is listed!」と表示されます。

最終的に、以下のように売り出されていれば出品手続きは完了です。
まとめ
OpenSeaで写真をNFT化し、出品する方法について解説してきました。
改めて、OpenSeaでNFT写真を販売するための手順を以下にまとめます。
ただOpenSeaに登録しただけでは、NFT写真の販売はできません。
販売を開始するためには、写真だけでなく「ETH(仮想通貨)」「仮想通貨ウォレット(メタマスクなど)」が必須なので、まずは準備を進めていきましょう。

『コインチェック』は取引手数料が無料なだけでなく、最低取引単位(ETH)が500円相当となっているので、気軽に通貨を購入することが可能です。
5分程度で”無料”口座開設ができるので、忘れないうちに登録を済ませておきましょう。
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本記事を参考に、すぐにでもOpenSeaでNFT写真が出品できることを心から祈っております。