「NFTで売れるものとは?」「売れるNFTの特徴は何?」などと気になっていませんか?
結論、デジタルデータであればNFTはなんでも売れます。
ただし、出品すればすぐに売れるということはなく、『売れやすいNFT』の特徴を意識して販売していくのが大切です。
本記事では、実際にNFTを販売・購入してきた仮想通貨ライターの私が、NFTで売れるものや売れやすい作品の特徴を紹介していきます。
「NFTの販売方法」「販売する際の注意点」についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
NFTで売れるもの一覧
冒頭でも紹介したように、デジタルデータであればNFTはなんでも売れます。
NFTで売れるものを一覧にまとめると以下の通りです。
デジタルアート | イラスト | 写真 | トレーディングカード |
音楽 | 映像・動画 | チケット | ネット上にある土地 |
不動産 | 声 | ゲームキャラクター | ゲームアイテム |
ドメイン | SNS内のツイート | 文章 | 権利書 |
NFTとは、「ノンファンジブル・トークン(Non-Fungible Token)」の略称で、非代替性トークンとも呼ばれています。
「トークン」には代用貨幣や引換券などの意味合いもありますが、NFTをわかりやすく伝えると『世界にひとつだけのデジタル資産』です。
取引におけるすべての記録はネット上に残り、デジタルデータには固有のIDや情報を持たせられるので、『改ざん』『コピー』などの不正はできません。
そのため、デジタルデータであればなんでも売れるのです。
売れるNFTの特徴
それでは次に、売れるNFTの特徴について見ていきましょう。
実際に売れているNFTを徹底的に解析したところ、以下の特徴があることが判明しました。
それぞれ具体的に解説していきます。
①希少性がある
希少性があるNFTは売れやすいという特徴があります。
例えば、トレーディングカードとして有名なポケモンカードの中で、特に希少とされている「第1弾 拡張パック」に入っていたリザードンが高値で落札されました。
The eBay auction, which closed Sunday evening, started at just $9.99 before ballooning to $311,800 over the course of 124 bids.
引用元:KOTAKU

希少性は、限定性を示すことが大切です。
そのため、希少性を出してNFTを売り出す際には「期間限定販売」などと示していくことが重要と言えます。
②出品者の知名度が高い
出品者の知名度が高い状態だと、NFTも売れやすいという特徴があります。
例えば、お笑い芸人として有名なたむらけんじさんですが、NFTを出品したら自身のギャグが約170万円で売れていました。
お笑い芸人のたむらけんじが自身の代表ギャグ「ちゃ〜!」をNFTにして販売。本人いわく世界初のギャグNFTで、ブロックチェーンに刻まれた「音声データ」が驚きの価格で売買された。
引用元:Yahoo!ニュース
すでに知名度が高かったこともあり、高値で売買されたことが予想されます。
そのため、知名度の高い芸能人やインフルエンサー、もしくは有名クリエイターが出すNFTは売れやすいと言えるでしょう。
③コレクション性がある
コレクション性があるNFTも売れやすいという特徴がありますね。
例えば、2022年2月に配布を開始した「ニコニコNFTコレクション」の第一弾、「世界に一つだけの左上」もコレクターから人気です。
NFTを集める人の中には、コレクターとして活動している人も少なくありません。
コレクターはコレクション性の高い作品を集めるのが好きなので、できる限り関連性のある作品を売ることが大切ですね。
④コンセプトが作り込まれている
コンセプトがしっかりと作り込まれているNFTは売れやすいです。
例えば、VRアーティストとしても有名な「せきぐちあいみ」さんはも自身の作品をNFTとして出品していきました。

これには、驚きを隠しきれませんでした。
こちらのNFTArt…なんと日本円で約1300万円で落札頂きました…!正直まだ実感が無いのですがとても嬉しく、驚いております…!
VRアートの新たな可能性が始まる記念すべき日となりました…!!ありがとうございます!!!!!!#nftart #cryptoart #nft https://t.co/lhpUJO7zqS— せきぐちあいみ⛩aimisekiguchi.eth (@sekiguchiaimi) March 24, 2021
『幻想的な世界観』をコンセプトとして演出したことによって、高値で販売された事例となります。
NFTをアートとして購入する人は多いので、どのような想いで作品を作ったかが伝わると購入される可能性を上げることにつながるでしょう。
⑤イーサリアム(ETH)で出品をしている
NFTを売る際に、イーサリアム(ETH)にて出品をしている作品は売れやすいという特徴がありました。
イーサリアムはNFTの売買にて利用する通貨でして、ビットコインと同じく市場規模が大きく、流動性もあります。
NFTを出品する場合、イーサリアム以外の通貨での出品も可能ですが、2次流通を意識している人も多いので購入されない可能性が高くなってしまうのです。
さらに、イーサリアム以外の通貨はNFTとして安っぽく見えてしまう可能性もあるので、出品する際には注意しなくてはいけません。
⑥マーケティングを意識している
NFTで売上を上げていきたいのであれば、マーケティングを意識していくことも重要です。
マーケティングとは、いわば『市場調査』であり、NFTアートを売るためには必要な作業です。
実際に私もマーケティング会社に勤めている知識を活かして、最低限以下のことを意識して調査をしました。
- 今売れているNFTの特徴は何か
- 価格帯はどれぐらいか
- どんな人に自分のNFTを買ってもらいたいか
- コンセプトはしっかりしているか
- 誰に向けて宣伝をしていくか
上記のように、まずは事前の調査が大切です。
販売する前に、まずはマーケティングをしっかりと行っていき、『売れるNFT』を見つけていくようにしましょう。
次の章では、NFTの販売方法について解説していきます。
NFTの販売方法
売れるNFTの特徴が理解できたら、次は実際に販売をしてみましょう。
NFTは以下の5つの工程を踏むことで、すぐにでも販売できる状態が整います。
- 仮想通貨取引所への登録・口座開設
- NFTの出品・購入に必要な暗号資産を購入
- 仮想通貨ウォレットに登録
- 仮想通貨ウォレットに暗号資産(仮想通貨)を送金する
- NFTマーケットプレイスに登録
仮想通貨取引所は日本に30社ほどあり、手数料や取り扱う仮想通貨の種類などの特徴が異なります。
状況によっておすすめの取引所は異なるので、かならず比較・検討をしてから最適な取引所を選ぶようにしましょう。
また、NFTを販売できるマーケットプレイスも国内外で100社以上あります。
販売するNFTによっては取り扱いがされていない場合もあるので、かならず自身が売り出すNFTに合わせてマーケットを選ぶようにしましょう。
以下の記事では、NFTの始め方について解説しつつ、おすすめの仮想通貨取引所やNFTマーケットプレイスも紹介しているので参考にしてみてください。
【悲報】NFTはすぐに売れるわけではない
ここまでNFTにて売れるものや販売方法について解説してきましたが、現実問題すぐに売れるわけではありません。
以下のように、NFTを出品してみたけど「全然売れない」という声は後を絶ちません。
もう20個くらいNFT作ったけど全然売れないなぁ😂
— The_Katana (@tama5050P) March 1, 2022
ただ、そんな時に大切なのが、『売れる商品の特徴』を意識した作品作りです。
個性を出して作品を出すのもいいですが、差別化を図ることはできません。
売れるようになりたいのであれば、かならず売れる商品がどういったものなのかを調査して作品を出品するようにしましょう。
まとめ
NFTで売れるものや売れやすい作品の特徴、販売方法などについて詳しく解説してきました。
デジタルデータであれば、NFTはなんでも売れます。
ただし、出品すればすぐに売れるということはなく、『売れやすいNFT』の特徴を意識して販売していくのが大切です。
ぜひ本記事を参考に、すぐにでもNFTの販売を進めてみてくださいね。